ウェブ開発者向けアドバイス

新TLDを使用した目的のドメインを取得できるチャンスを最大に!

2014年から、ドメイン名の仕組みやルール策定の取りまとめを行っているICANNは .APP.XYZ などの新しいトップレベルドメイン(TLD)のリリースを取り進めています。Gandiではレジストラとして664 以上の新TLDの取り扱いをしており、現在750のTLDからドメイン名を選択することができます。

新しいTLDの一般登録開始までのスケジュールは以下のようになります。

  • サンライズ」期間ではICANNのTrademark Clearinghouse (TMCH)に登録している商標権者が、その新TLDが一般向けに登録開始になる前に優先して登録をすることができます。
  • ランドラッシュ」期間は EAP(Early Access Period)期間とも呼ばれ、レジストリによってこの期間中の登録規則が異なります。(早い者勝ちであったり、申請者の確認をする新TLDの場合は遅延が生じる場合があったり、EAP期間が進むごとに価格が安くなるものもあります) この期間中では追加料金を払うことで優先的に登録を行うことができます。
  • 一般登録(GoLive)」期間にはレジストリが定める規則に従い、誰でもその新TLDを使ったドメイン名登録が可能になります。

 最初の新TLDが世に出た2014年以来、GandiのR&Dチームは期間に応じたそれぞれの新TLDの登録状況のデータ分析を行っています。得られた結論の一つは、プレミアムドメインの登録がランドラッシュの初日から始まる、ということです。

プレミアムドメインはレジストリによって需要が高いドメイン名として定められたドメイン名で、”shoes.shop”など一般的で誰にでもわかるような単語が含まれており、SEO対策にもなる場合があります。

  • 既に登録している商標について、Trademark Clearinghouse (TMCH) でも登録を行い、サンライズ期間中にドメイン名登録ができるようにしましょう。
  • 需要が高く、企業戦略的に有効なドメイン名に関しては、そのコストパフォーマンスを鑑みてランドラッシュ期間に登録をしたほうがよいかもしれません。
  • いくつかのレジストリでは数日間追加料金を支払って優先的に登録ができるEAP (Early Access Period)という期間が存在します。このEAPの最終日である4日目、5日目までドメイン名の登録をしない場合は、目的のドメイン名を登録できる確率が25%-45%になります。例えば標準価格が10万円のドメイン名は、EAPの最終日には11万円になり、1万円を余分に支払うだけでそのドメイン名の取得確率が2倍になります。
  • あなたの事業にとって戦略的ではない、または取得できなくても構わないドメイン名 (その他の新TLDで同じ名前を使用したドメイン名を所有している、など) の場合、一般登録期間開始後は76%の確率で取得可能です。

Gandiでは登録期間に入る前の段階から、どの期間で登録するのかを選択して登録予約を行うことが可能です。登録予約が行われると、指定された期間になり次第、申請をレジストリに共有しドメイン名の登録を試みます。そのドメイン名がまだ誰にも取得されていない場合、登録が可能になります。もしそのドメイン名が既に取得されている場合、Gandiのプリペイドアカウント上に返金され、お知らせメールが送信されます。

取得が必要な新TLDを使用したドメイン名はランドラッシュ期間にでの登録をご検討ください。直近では .PAGE.SPORT などの新TLDの登録受付をしています。