ドメイン名登録等に使える Gandi のパブリックAPI が刷新されました
パブリック v5 API ベータ版の更新版を提供してからも開発を進めてきました。ドメイン名登録やDNS操作、メールボックス作成等に使えるAPIとドキュメンテーションの両方を大幅に改善しました。詳細については、以下をご覧ください。
Gandi のパブリックAPI とは
2018年にGandiのウェブサイトを刷新してから、新しいインターフェースデザインを導入しただけでなく、ドメイン名管理のためのまったく新しいプラットフォームも導入しました。Gandiでは最初に実行可能な最小限のサービスを導入し、時間をかけて高度な機能を開発していくスタイルをとっています。 パブリックAPIベータ版は長期的なプロジェクトであり、ドメイン名関連の強力なツールと、これまでに提供していたよりも優れた柔軟性を提供します。
新しくなった機能
この1年間、APIプロジェクトに特に熱心に取り組み、パブリックAPIベータ版のカバレージが非常に良好になったことを自信を持って報告できます。
特に、次の機能を包括的にカバーしています。
- ドメインAPI (Domain API):登録、更新、移管、および連絡先の更新がAPIを通して可能です
- LiveDNS API (LiveDNS API):DNSゾーンファイルの更新ができます
- テンプレートAPI (Templates API):ドメイン名に一括で登録時に適用できる構成テンプレートの作成を対象としています
- メールAPI (Email API):Gandi メールサービスを使用したメールメールボックスの作成と管理に使用されます (ドメイン名ごとに3GBのストレージを備えた2つの無料メールボックスを含む)
- 組織API (Organizations API):組織アカウントを使用したユーザーと権限の管理をカバーします
- 支払い API (Billing API):自動クレジットやプリペイドアカウントの残高などの支払いの管理を行うことができます
- セキュリティ証明書 API (Certificates API):SSL/TLS証明書の作成と管理をカバーします
- シンプルホスティング API (Simple hosting API):シンプルホスティング、インスタンス、および vhost の管理を行うことができます
APIを通して行うことができる操作について、詳細はGandiのAPIについてのドキュメンテーションでご確認ください。
最近の変更や更新の全体像については、変更ログ (change log) をご確認ください。
次に計画している改善内容
パブリックAPIは大幅に進歩しましたが、刷新すべき改善点はまだまだたくさんあります。
ベータ版からの卒業
パブリックAPI は全て100%安全に使用できますが、カバレージがさらに向上するまでベータ版のままです。ただし、存在するものは実稼働環境で完全に使用できます。他にも新機能の追加に加えて、ベータ版を維持することで、既存の機能に小さな変更を加え続ける予定です。
ただし、パブリックAPIをベータ版から先に進む前に、いくつかの更新を行いたいと考えています。APIで操作できる対象範囲をさらに拡大し、ドキュメンテーションにAPIに関する内容を全て追加する予定です。(各TLDに関する追加パラメータのリストや国コードなど)
サンドボックス環境
年末までに、サンドボックス環境の導入も計画しています。これにより、APIユーザーは本番APIの応答をシミュレートすることで、APIに依存するアプリケーションをより効果的にテストできるようになり、プロダクション版サービスでテストするリスクとコストを削減できます。
ドキュメンテーションの充実
さらに、APIドキュメンテーションに改善を導入したいと考えています。特に、Appendix (ベータ版を終了するための上記の条件の1つ) を追加し、ドキュメンテーションでユースケースを提供したいと考えています。
さらなる改善
Gandi の製品改善の真の原動力は、お客様からのフィードバックとインプットです。お客様からのフィードバックは文字通り非常に貴重であり、Gandiの開発プロセスに必要です。フィードバックが多ければ多いほど、APIとドキュメントを改善できますので、お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせをされる場合はヘルプページ (https://help.gandi.net) の連絡フォームに記入するときに、プロジェクトに関する簡単な説明と詳細をご共有ください。 https://help.gandi.net/en/contact/api
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