Gandi支援プロジェクト CaliOpen のベータ版がついにローンチ
2019年5月15日、Gandiが支援するオープンソースプロジェクト、CaliOpenを開発するチームがそのプロダクトであるCaliOpenのベータ版をリリースしました。CaliOpenはインターネット上のメッセージのやり取りを他人に傍受されず安全にするためのプラットフォームです。
CaliOpenが2019年5月にローンチ
約20年前Gandiが創業された時から、Gandiはアカウントのセキュリティや個人情報の保護を優先事項としてきました。CaliOpenはTwitterやFacebookやメール、SMSなど様々なアプリの個人メッセージを一つのインターフェイスにまとめることを目的としています。そのベータ版が2019年5月19日に公開されました。
CaliOpenのアイデア
Gandiの共同創業者でインターネット業界のパイオニアであるLaurent Chemla がCaliOpenの開発を始めました。2013年、米国の監視プログラムPRISMの存在が表に出たことをきっかけに、彼はプロダクトのアイデアを固め、CaliOpenとして再度開発を始めました。それ以来CaliOpenは、第三者によって覗かれず安全にメッセージをやり取りできる暗号化されたオープンソースのコミュニケーションツールとして開発が進められています。 (caliopen.org)
電子メッセージを封筒に入れて外から見られないように
私たちの普段のメッセージはポストイットのようにメッセージの内容が外にさらされた状態でやり取りされているのに対して、CaliOpenはメッセージを第三者が開けられない封筒に入れるイメージです。
CaliOpenへのサポート
2017年10月から2200人のアルファ版ユーザーがCaliOpenの改善に取り組んでくれました。また、Qwant (semantic search engine)、UPMC (Université Pierre et Marie Curie)、BPI (finance)などの企業もプロダクトローンチに向けてサポートをしてくださいました。
CaliOpenへのフィードバックはこちらから;
feedback.caliopen.org
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